目白からの便り

来年も良い年になりますように 頑張れ自分!

みなさま

「来年も良い年になりますように 頑張れ自分!」

企業で働いている方は、仕事納めも終わり、自宅の大掃除に取り掛かっている方も多いかと思う。私が企業で就労していた時は、仕事納めの日は、その年最後の残務に決着をつけ、一年でたまった不要な書類を整理し、職場で手分けをして大掃除を行う。そして挨拶会を行い、みんなで一年の労をねぎらい、年末年始の帰省のなどの道中の無事を祈り、休暇のプランなどを取り交わす。管理職になってからは、お茶と和菓子が配られ、それを口に入れながら社長や役員方々の年末の挨拶を聞くのが恒例であった。

正門を出ると、労働組合の事務所の前で、組合の執行委員の方々が、温かい日本酒や豚汁などを振る舞ってくれていた。寒風の中で食べた豚汁は美味しかった。コロナ禍以降は、そのような風景はなくなっているのかもしれないが、また新しい場が創造されているはずである。この年末年始、販売職の方や、機会の保守メンテナンスの方など、この時期が仕事の大一番で、忙しい方もいるだろう。休暇に入った方にも、仕事の山場に挑む方にも、人事屋として、今年のゴール地点で心からの声援を送りたい。

今年はどのような一年だったか、これから大晦日まで少し振り返る時間が有るのも楽しみでもある。このコラム週報も2016年から始めて7年になる。今年も欠かすことなく毎週金曜日の早朝に書き続けることができた。送りつけられ、お付き合いいただいた方には、申し訳もなく、少し心が痛みながらも、感謝の気持ちがあふれる。いつか卒業しなくてはと思いながら、そのタイミングを模索する。その時期に有る方は、どうぞ、年賀状の終止符の連絡のように、気にせず、もう送らなくてもいい旨の連絡をいただければと思う。

このコラム週報は、自動機能で送付していない。何かの機会でご一緒した方に限り、私個人のアドレスから送付している。時々、返信メールをいただき、久しぶりにやり取りをすることも嬉しかった。安否確認の連絡網のような機能でもあった。

一年は短いようでも長く、様々なことが今年一年、皆さまの周りに起こったのだと思う。楽しいことや嬉しいこと、頑張った経験や、その場から逃げ出した経験、他者を心ならずも傷つけてしまったり、傷つけたれたり、言葉を選べないような、壮絶で、しんどいこともあったかもしれない。どうか、それらのかけらの一部でも、穏やかな価値ある経験として身体に染み込んで人生の糧になればと願う。

私にとっては、今年は60歳を迎え還暦に至った。3年ほど前から、最後の自分自身の中期計画で、国家資格のキャリアコンサルタントの資格を取得することと、大学院で人的資源管理や経営学の学び直しを試みた。仕事を続けながらの時間のやりくりでは、関係する方にご迷惑をおかけしたのだと思い、感謝の気持ちが溢れる。その過程で、今まで気づかなかった幾つかの大切な概念に気づく機会になった。新しい年は、その還元が少しでもできればと自分自身を励まし、期待もする。

頑張れ自分!

どうぞ、良い年をお迎えください

今日一日が良い一日となりますように、悲しみと困難、不安に向き合っている方に希望がありますように。良い週末をお過ごしください。新しく始まる一年が皆様にとって豊かな時間の積み重ねの一年でありますように。

2022年12月 30日  竹内上人

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