目白からの便り

Christmas 英語穴埋め問題

今朝の松本は少し雲がかかり、寒い朝を迎えている。日の出前の美ケ原の空と稜線の境がくっきり映し出される。気温はマイナス4度ほどだが、寒暖計の気温ほど冷気を感じない湿感がある。冬至ももうすぐそこまで来ている。一年で最も日の長さが短くなる瞬間であり、その日を境に日ごとに昼の時間が長くなるカウントダウンの瞬間でもある。クリスマスがこの日に定められたのも、古の人たちが、そうした光と明るい変化の瞬間と重ね合わせたのかと思う。

私の週報では、この時期の定番の題材になる。数年前に公立高校で英語教諭をしている妻が授業でつかった小テストから。

So this is Xmas. And what have you done?
Another year over, a new one just begun. And so this is Christmas, I hope you have fun, The near and the dear one, the old and the young. A very merry Christmas and a happy new year. Let’s hope it’s a good one without any fear … (1971 John Lennon and Yoko Ono)

And So this is Christmas and what have ( ) done? と二回目のフレーズに続いていく。

設問: ( )内の適切な語句を入れよ。

一年が過ぎるのは、本当に早いし、自分の身の回りのことで精一杯になり、他の人のことを気遣う余裕もないあわただしさの中で時間が過ぎていくのだが、この( )の語彙選択は一年を振り返るのには意味深い。

小テストを眺めていると、妻が、サンタクロースはトナカイのそりにひかれて世界中を忙しく配達しなければならないのだが、トナカイは英語で何というかと質問する。 不用意にルドルフ(Rudolph) ?と答える。そんなことはなく、Reindeer*が正解である。続けて妻からのレクチャーで、トナカイは、アイヌ語(tunakkay:トゥナカイ)が語源だという。北欧の言語かと思っていた。アイヌの言葉が親しまれる語感をもって今なお私たちの生活になかに息づいているのに希望を感じた。(*北米ではCaribou)

今週は、3大学で私の講座の12人留学生がある企業の人事部で提案型インターンシップを体験している。今日の午前中がその成果発表会である。私も出席することにした。昨日の人事担当者との電話では、素晴らしい取り組みだとのこと、どんな発表になるか楽しみだ。

今日一日が良い一日となりますように、深い悲しみと困難、不安に向き合っている方に希望がありますように。良い週末をお過ごしください。新しく始まる一週間が皆様にとって、豊かな一週間でありますように。

With best wishes for Merry Christmas!

松本の自宅にて 竹内上人

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