『百歳人生も今が積み重なってそこに至る。先のこと、死のことを考えるのも大事だけど、何よりもいま、この瞬間を精いっぱい生きる』
五木寛之 小説家(1932.9.30-)
所感:
同じようなことを詩人の坂村真民先生も「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」と伝えている。これから先のさまざまな悩みや、不安についてあれこれ考えることもある。しかしながら、本当に大切なことは、今、この時をどのようにときを重ねるかが重要なのだと。謙虚に誠実に、礼につくした立居振舞いを守り、目の前のやることに戸惑いながらも向き合い格闘することなのだとつくづく思う。
坂村先生の有名な詩で、私も好きな詩として、たんぽぽの詩がある。
「タンポポを見よ」
順調に行く者が
必ずしも幸せではないのだ
悲しむな
タンポポを見よ
踏まれても平気で
花を咲かせているではないか
※お詫び、前回の下記McKEN木鶏会で、一部、誤記がありましたので、以下訂正いたします。項目2の文中を反省とするところを感謝にしてしまっていました。
日常の一つ一つの所作に誠心誠意、留意していくことの大切さを改めて、考えさせられます。同じような言葉で、宗派を超えた仏教のことばに、「日常五心」というものがあります。
1. ハイという素直な心
2. すみませんという反省の心
3. 私がしますという奉仕の心
4. おかげさまですという合掌の心
5. ありがとうという感謝の心
宗派を問わず広く使われている日常私たちが留意をする言葉です。人間関係だけでなく、仕事においても、社会とのつながりにおいても同様ですし、何より、自らの健やかな成長の為にも大切な言葉だと感じております。
(McKEN 木鶏会)
件名にある「木鶏(もっけい)」とは、「荘子」に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏における最強の状態。McKEN木鶏会のメールの配信をしています。私が大切にしている考え方を雑誌「致知」を中心に抜粋して、時として所感を付記し、配信いたします。返信御無用です。McKENや私に関わる方々の一日の行動や思慮に少しでも、参考になれば幸いです。
今日一日が良い一日となりますように、悲しみと困難、不安に向き合っている方に希望がありますように。良い週末をお過ごしください。新しく始まる一週間が皆様にとって豊かな一週間でありますように。